品番 | EV20211049 | 人工的処理の有無 | なし |
---|---|---|---|
全体サイズ | 52mm x 30mm | 石の産地 | タプレジュン地区クプタール/ティカチュリ鉱山(サファイアヒルと呼ばれる)産 |
石の高さ | 60mm | グレード表記 | ☆☆☆☆☆☆☆☆(8)※独自の経験と判断でグレーディングしています |
重さ | 107グラム | 色相 | 透過性のあるパステルブルー |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | ヒマラヤ産コランダム解説 |
鉱物名 | コランダム | ||
宝石名(通称) | サファイア |
1.突出しているという希有な状態にて「剥き」作業もほとんど無し。
2.結晶自体も非常に美しく爽快で透明感有るパステルブルーに形も素晴らしいです。
3.☆こそ8にしましたがグレード&お値段以上にお勧め(主観大いに含む)
1.母岩が大部分を占めますのでお値段は抑えております。
2.雲母は剥がれやすいのでご注意下さい。
3.今回より独自基準でグレーディングをしますがあくまでもご参照程度に。私が今まで見てきたものの中で珍しいものや綺麗なものを相対的に比較した上で判断しております。※私ほど年数が長くそして多くのヒマラヤ鉱物を見てきている人物は中々いないはずですので、私の判断やグレーディングはあながち出鱈目ではないと自負しております。
最終日の追加には店長個人的な「お気に入り」が登場するわけです。なんとなく勿体ぶってしまうものですからね。グレードこそ☆8の評価としておりますが(お値段も抑えめ)大変にお勧めです。何故ならお気に入りだから。何が違うかと言われるとこの「突出」ぶりです。母岩から見事なほどに綺麗にサファイアの結晶が飛び出しています。他の母岩付きサファイアを見て下さい。どちらかというと埋もれるように母岩に「寝て」いますよね。こちらは立っているのです。以前に解説しましたが、寝ているタイプの母岩付きサファイアはそのほとんどが「剥かれた」状態です。それはもちろん人工的な加工というほどでは無いのですが黒雲母に覆われいる部分は鏨などをつかって剥いているのです。イメージで言うと栗です。いがに覆われたいがの部分を剥いていると思って下さい。それを踏まえてこちらをご覧頂けるとわかりますね。最初からコランダムが露出している状態なのです。つまり剥いてもいないと言うこと。この突き出し方、、、見れば見るほど素晴らしい。 この場合、逆に母岩部分が厚いのも魅力だと思いませんか。モリモリの母岩からニョキッと飛び出しているからこそ魅力が倍増です。 こういう微妙な違いにこそ標本家の蒐集魂がそそられるのでは。お勧めです。お勧めです。大事なことなので3回言います。お勧めです。