シルバー解説
シルバーデザイン解説
天然石・鉱物ペンダントへの情熱
シャンバラストーンズの主力は何といっても天然石のペンダント。
石の魅力を惹き立てること、シルバーが主張しすぎず、でも格好良いこと。
それがシャンバラストーンズのペンダントです。
職人達と共にすべて手作りしており素晴らしい銀細工にて仕上げております。
工房は人件費や物価の安いカトマンズにございますが、職人達は我々の「良いものを作りたい」という熱意を共有し誇りを持って仕事をしております。
同国の水準的銀細工よりも遥かに質の高いものを作り、彼らはそれに見合う賃金を得ております。
非常に微妙なところですが、1ミリ、0.5ミリの銀の厚みや高さで見た目が随分変わります。
各々の石に合わせてひとつずつ調整を繰り返して仕上げてゆきます。
しかし最も重要なことはこれが天然石・鉱物アクセサリーであるということ。
石の色や性質により銀枠を透かした方が良いもの、囲い込んだ方が良いものがあります。
いぶし銀加工の方が似合う石もあれば、白いシルバーの方が似合う石もあります。
それらを考慮の上でシルバーのデザインを決めます。
シルバーペンダントではなく、天然石のペンダントなのです。
だからシャンバラストーンズのペンダントは石の魅力とシルバーの格好良さが融合しているのです。
シルバーデザイン
最高に質が良くて最高に面白い石達に技術と愛情を込めて職人が手作りします。
そんなこだわりのペンダントですがシルバーのデザインが複数種類ございます。
下記一覧にて各デザインの意味や制作裏話を知って頂けると幸いです。
フィルグリ
シャンバラストーンズの主力は何といっても天然石のペンダント。最もスタンダートなペンダントのデザイン。
このような銀条細工(ワイヤーでデザインを作るもの)を英語でFilgreeといいますのでそのまま「フィルグリ」と呼んでおります。
こちらは細いワイヤーを切ったり曲げたりしながら模様をデザインし、それを側面に貼り付けてゆきます。
最終段階でいぶし銀加工を施します。
簡単そうに見えますがバランス良く模様をつけるのは熟練の技術とセンスが必要で、下手な職人が作ると模様がガタガタになってしまいます。
ワイヤーにはストレートとツイストの2種類がございます。
石が囲われている状態なので落下の心配も無く、壊れにくいデザインでもあります。
小さなサイズから中くらいのサイズの石によく用いられます。
フィルグリ白銀
こちらもフィルグリですが、いぶし銀加工を行っていないデザインなので「白銀フィルグリ」と表記しております。
同様に細かな模様をワイヤー細工によって側面に施してゆくものです。
いぶし銀のないシルバーは女性に好まれるのですが、経年変化によってシルバーはくすみます(つまりいぶし銀になります)
銀磨きクロスなので磨いてあげれば輝きは元に戻ります。
凹み部分なども綺麗にしたい場合は銀磨き用の薬剤を染みこませても良いのですが、その際石には薬剤が触れないようご注意下さい。
白銀フィルグリのワイヤーにはストレートのみ使用。
石が囲われている状態なので落下の心配も無く、壊れにくいデザインでもあります。
小さなサイズから中くらいのサイズの石によく用いられます。
フィルグリ豪華版
こちらもフィルグリなのですが、特に大きな石・高額な石に施されるデザインです。
ワイヤーでデザインした模様を側面に貼り付けるという工程は同じですが重厚感が違います。
主に高級な石に使いますのでそれに合わせてシルバーも厚みを増し、ワイヤーも太いものを使用します。
こちらもワイヤーにはストレートとツイストの2種類がございますが、よく見ると側面背景も2種類ございます。
プレーンなタイプとややアンティーク加工してあるもの(少し凹凸が見られる)なのですが風合いが随分異なります。
尚、フィルグリ豪華版は高級な石を使うため、熟練の技術を持つ特定の職人のみが作ります。
フィルグリ豪華版ルナ24K仕様
そのフィルグリ豪華版の更なる豪華版。こちらはなんと部分的に24Kの純金を使用しております。
24Kは18K以上にオレンジ色が強いためシルバーとのコントラストがはっきり生まれます。
小さな○玉(ルナといいます)に部分的に24Kを使用しておりますが、ひとつのペンダントに純金おおよそ0.5グラムから0.7グラム程度使われております。
当然こちらのデザインは最高クラスの石にのみ施され、数は決して多くございません。
重厚に作られておりペンダント部分のみで20グラムを越えるものもございます。
その為、ペンダントのみで数万円に及んでいるものもございます。
お値段を確認する際はその点もお知りおき下さい。
ジャリ(透かし彫り)
こちらも石のペンダントのスタンダードデザインと言えるでしょう。
ツメでカボションを固定するタイプの細工です。
こちらの利点は何といっても石が透けること(光が通ること)であり、透明感ある石の場合はこのデザインが多用されます。
また、石がシルバーキャップに沈み込まないため、石全体が見える(石の側面まで見える)というのも魅力です。
シャンバラストーンズではシルバー部分にジャリ(透かし彫り)を入れることによって、より光が通るように制作しております。
このジャリ(透かし彫り)ですが鉄糸のこぎりのようなもので手作業で地道に削って透かしを作り出します。
非常に根気と技術、センスのいる作業でジャリを見ればその職人の技量がわかるほどです。
ちなみにシャンバラストーンズの依頼する職人は15年以上の付き合いで、私の見るかぎり現地の細工師の中でも屈指の腕前です。
透かし彫りはあらゆるタイプの石、あらゆるサイズの石に使用します。
※ツメが折れると石が落下しますのでご注意下さい。
立体ワイヤー
こちらも石の魅力を引き出せるよう試作を繰り返した渾身のデザイン。
ジャリ同様に石を沈ませずに済むこと、そして光が通ることがこのデザインの特徴です。
何よりもお洒落で可愛いのが魅力なのです。
主に透けた方が良い石に使われますが、厚み(高さ)のある石もこのデザインを使用します。
厚みのある石ほど石の大きさ(厚み)が強調され、このデザインの特徴が活かされます。
こちらの制作もジャリを作る職人に任せており、彼のセンスと腕には絶大な信頼を寄せております。
あらゆるタイプの石に用いられますが、厚みのあるカボションはほとんどがこのデザインで作ります。
カーロジャリ(黒抜き)
技術は大まかにジャリ(透かし彫り)と同様ですがシャンバラストーンズの独自手法でもあります。
鉄糸のこぎり状工具を使って薄いシルバープレートにに透かし彫りを施します。
(シルバープレートは予め石に合わせて長さと高さを調整されております)
その後、もう一枚の透かし彫りのないプレートと貼り合わせます。
透かし彫りのプレートと透かし彫りのないプレートを2枚を貼り合わせることにより透かされていた部分は「溝」となります。
その溝部分に黒い薬液(いぶし銀加工)を入れることで、デザイン部分が黒く目立つようになります。
フィルグリが凸なのに対してカーロジャリは凹だというとわかりやすいでしょう。
このデザインの特徴はとにかくブラックとシルバーの対比が格好良い。
それなのに表面は艶やかでシンプルなのです。
2018年現在、パターン(模様)は5つほどですが、渡航の度に新しいデザインを考案しております。
透かし彫りが小さいと綺麗に見えないので、小さい石にはあまり用いません。
ご一読下さいましてありがとうございました。
ではごゆっくりオンラインショップをお楽しみ下さい。