品番 | EV20211027 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 17mm x 15mm(測りにくいので正確ではありません) | 石の産地 | サンクワサバ県ジャウジャラ鉱山産 |
石の高さ | 15mm(測りにくいので正確ではありません) | グレード表記 | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8)※独自の経験と判断でグレーディングしています |
重さ | 7.5グラム | 色相 | ピンクパープル |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | 只今執筆中 |
鉱物名 | 鉄ばん石榴石(アルマンディン) | ||
宝石名(通称) | ガーネット、ピンクガーネット、ロードライト |
1.この大きさは市場がざわつくレベルです。
2.光に透かすと内部までかなり透明感溢れることがわかります。
3.結晶形も美しい。
1.2020年3月の新産を経て新たに掘られたものです。1割から2割弱ほど値上がりしてしまいましたが、クオリティもかつてのものより遥かに良いものとなっております。今回より大まかに3段階から4段階の質(☆10から☆7まで)に分けてグレーディングしております。
2.表面に若干脆い部分もございますのでご注意下さい。
3.大きい方若干オレンジに見える部分は結晶そのものの色では無く酸化鉄成分の浸透だと思われます。
2020年3月以来の入荷、というよりも鉱山から掘り出されたのも2回目です。採れたてほやほや、2021年10月に掘り出されたものです。ジャウジャラ鉱山は非常に峻険な崖道を数日歩き続けたところにある非常に辺鄙かつ危険な鉱山です(ツイッターにも写真を掲載しております) しかし絶景であり目を見張るような景観の鉱山には胸が高鳴るばかりです。こんなところで採掘されているとは…。
ここの鉱山のアルマンディンは雲母片岩に覆われており、小粒な結晶であることが多いです(アルマンディン特有の12面体を保っていることも少ない) 解析上の数値はパイロープに寄ったアルマンディンといったところでした(2020年3月に同種を同定済みですが固溶体で有るため個体差がでると思われる)何よりも特徴的であるのはその色でしょう。「ピンクパープル」というのが相応しいピンクにパープルを足した色合いです。成分比率によるので宝石名ロードライトと記載するのは厳密にはひとつひとつを鑑別(もしくは同定)しないといけないことになりますが、敢えて上記には「ロードライト」とも記載させて頂いておりますのでご了承下さい。 色の鮮やかさ、明瞭さ、結晶形の美しさ、透過性などを加味してグレーディングしております。 ※尚、シャンバラストーンズが1番取りしておりますので、これらはすべて選別された中の最上級達になります。こちらのアルマンディンのみならず鉱物全般に言えることですが、良いものは本当に沢山のごく一部であることをご理解頂けると幸いです。
この大きさを見て下さい。市場がザワつくと思いませんか。検索してみればわかると思いますが、ロードライトはファセットされているものも原石も小さなものが多いのです。この大きさと言うことだけで恐ろしいです。さらに原石の場合は「標本」というよりは破片のようなチップ状原石が売られていることが圧倒的に多いです。それを考慮した上でこちらをご覧下さい。ダメージも無し、剥離痕も無しです。母岩である雲母に強く覆われているため、結晶が栗のよにシワシワになるのですが、その栗のようなしわまで良くわかります。さすがにこの大きさになると内部にクラックもありそうなので小粒シリーズに比べるとグレードを落としました(グラム単価も落としました) 産地の希少性や面白さを加味してもコレクションしておくべきヒマラヤ産鉱物だと言えるでしょう。