品番 | EV201164 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 16mm x 10mm | 石の産地 | ブラジル・バイア州産 |
石の高さ | 6.0mm | グレード表記(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆10) |
重さ | 1.1グラム(5.5カラット) | ||
色相と特徴 | ブルーホワイトの花のようなインクルージョン(茶色はルチル) | ||
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | デュモルチェライトインクォーツ、ブルーガーデンクォーツ | ||
店長の個人的お勧め度(グレードではありません) | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆10) |
1.蒼い花が咲き乱れる庭園
2.最高の風景です。
3.グラム数以上に大きい(平たい)ですので見栄えがします。
1.裏面未研磨です(ここを削るとデュモルチェライトが無くなってしまいます)
2.今回のルース祭りではすべての石を指の上や指でつまんだ写真を掲載しております。 お見苦しい指で申訳ございませんが、指や肌で実際のサイズ感や色みがわかるかと思います。 また、指や手は写真や動画加工時に色が不自然になりやすいです(彩度を上げると肌の黄色みや赤みが強くなります) 当店の写真加工が現物を越えていないこと(明るさやシャープネスなどの調整をしていないわけはありません)、そして今の写真加工に対するアンチテーゼでもございます。 商品としての石の写真を掲載する場合、最も大切なのは自然の色に近いことでしょう。皆様が求めているのは「映え」た写真ではないはず。
さあ最後を飾って頂きましょう。 これもルースカボション祭りのために仕入れたものではなく、ペンダントにしようと思っていたものですが出しちゃいます。 もちろん☆10ダブル受賞、素晴らしきデュモルチェライトインクォーツのルースです。メルマガやツイッターにも度々登場しておりますので多くを語る必要も無いでしょう。 お花自体はどれも小ぶりではありますが、いくつも咲き乱れております。 それがイエロー(ブラウン)の庭園に咲いているからこそ、風景があって良いと思いませんか。 ブルーとイエローのコントラストが見られるなんて、これぞ唯一無二。 たったひとつの風景に価値を見出してこそ、ルースコレクションだと思いますし、インクルージョンを蒐集する楽しみがあるのだと思います。 これがファイナルアンサー。 ルースカボション祭り、本当はもっと盛り上がる予定でしたが、、、皆様お付き合い下さいましてありがとうございました。 ルースも今後もっと扱おうと思っておりましたがたぶん辞めておきます。
ちなみにデュモルチェライトカボションの裏面は未研磨ですが、かなり多くのデュモルチェライトインクォーツの裏面は未研磨になります(それに関してSNSでの投稿を見かけましたが…) デュモルチェライトは岩壁面(下部で岩に接しているところ)から草のように生えることが多く、その部分を水晶が取り込みます。 原石のデュモルチェライトを見ると下部に草のようにデュモルチェライトが生えているものが圧倒的に多いのがわかるでしょう。 その為、内包物は下部に溜まっていることが多く、その部分をカボションドーム状にカットします(上から見た姿がカボションの正面になるようにカット) 下部は岩への接地面になります。 その部分を削るとデュモルチェライトまで削ってしまうことになります。 なんとなく裏面が未研磨だと残念な気持ちはわかりますがね…私も最初そう思ったので良くわかります。 特に最近のカボションはこのパターンが非常に多いですが、(もちろん完全に内部に取り込まれて、中には錐面付近まで内包物が達しているものもあります)デュモルチェライトの内包状態の特性上、これはこれでこういうものかな、と。 カボションカットすることでしか見えない世界を見出したということで良いのではないでしょうか。 ほとんどのデュモルチェライトインクォーツのカボションは岩壁から草状に生えているデュモルチェライトの上から眺めていると思って下さい。