品番 | EV201143 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 10mm x 8mm | 石の産地 | カザフスタン産 |
石の高さ | 4.0mm | グレード表記(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆9) |
重さ | 0.5グラム(2.5カラット) | ||
色相と特徴 | 紅色の細やかなゲーサイトインクルージョン | ||
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | ストロベリークォーツ | ||
店長の個人的お勧め度(グレードではありません) | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8) |
1.高額なるインクルの女王、ですが本当に本物は高いです。
2.紅色にオレンジを少し加えたような特徴的な色がストロベリークォーツの色合いです。
3.内包物に帯状の「溜まり」が見られるのもストロベリークォーツ特有でこれは中期インクルージョンの特徴です。
1.黒背景の写真はやや色が強く写っております。現物に近いのは白背景です。
2.今回のルース祭りではすべての石を指の上や指でつまんだ写真を掲載しております。 お見苦しい指で申訳ございませんが、指や肌で実際のサイズ感や色みがわかるかと思います。 また、指や手は写真や動画加工時に色が不自然になりやすいです(彩度を上げると肌の黄色みや赤みが強くなります) 当店の写真加工が現物を越えていないこと(明るさやシャープネスなどの調整をしていないわけはありません)、そして今の写真加工に対するアンチテーゼでもございます。 商品としての石の写真を掲載する場合、最も大切なのは自然の色に近いことでしょう。皆様が求めているのは「映え」た写真ではないはず。
女王様がいらっしゃいました。 そうです、これが「本物」のストロベリークォーツです。 「本物」をどう定義するかは難しいところですが、まずインクルージョンが特徴的であること。 この独特の色合い、細かな針、そしてその針状インクルージョンが中期インクルである(水晶と共に生成)ことは条件と言えるでしょう。 ちなみにこのインクルに関しても大方はゲーサイトという見解ですが、研究によってはそれが「ルチル」であったというデータもあります。 ヘマタイトという説もありますから、本当にそのインクルージョンが何であるかは個別で違うという可能性も否定できず、どうしても知りたければ破壊検査せねばならないでしょう。 もうひとつストロベリーたらしめる条件はやはり産地でしょうね。 今のところストロベリーと認められている?のはメキシコ、カザフ、ロシアですよね。 しかしこれも厄介でして、カザフとロシアは産地もかなり謎めいております。 それが山岳地帯の国境周辺地域であり、不明瞭な部分が多いからです。 カザフ産で検索すると読めないような産地名?が出てきますが、国境周辺一帯にも鉱山があるような地図が散見されます。 まあざっくりその辺りで掘られているだろうな、というのが見解です(どちら様かさしたる機関が発行しているような専門文献がございましたらご提供頂けないでしょうか) そしてそれが元は同じ国であったロシアから出回るとそれが「ロシア産」ともされるのでは?と思いますが真実はわかりません。 山岳地帯の鉱山がいかに「わからない」ものであるかは私も嫌と言うほどヒマラヤで経験済みですので。
いずれにせよストロベリークォーツと言われるものは原石でもルースでも非常に特徴が明確です。産地の看破はほぼ不可能としてもそれがストロベリークォーツであることは慣れればわかるようになるでしょう。
ちょっと長くなりましたが、こちらの小さなティアドロップシェイプも特徴が如実に表れている「本物」です。そして本物のストロベリークォーツのルースは良いものであればインクォーツの中でも1番2番を争うほどにグラム単価高額です。
※サイズの参考に同時に追加した8つを並べた写真を掲載しております。