品番 | EV200229 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 25mm x 22mm | 石の産地 | タプレジュン県イカブ・サンサブ鉱山産 |
石の高さ | 33mm | グレード表記 | 原石はグレード評価を付けません(市場の評価基準にも乏しく判断が難しい) |
重さ | 31.5グラム | 色相 | 艶のある黒 |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | 只今執筆中 |
鉱物名 | ショール | ||
宝石名(通称) | ショールトルマリン、ブラックトルマリン | ||
店長の個人的お勧め度(グレードではありません) | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8) |
1.カンチェンジュンガのショールトルマリン、欲しい人は欲しいはず。
2.やや、このグリーンの結晶は何だ?超個性的。
3.元々はグラム400円だったようですが300円にしておきます。
1.これは旧ショップの際の在庫品です、最新入荷ではありません。
2.雲母やアパタイトは剥離しやすいのでご注意下さい。
「そういえば倉庫にもいくつかヒマラヤ鉱物のストックが残っていたな」と思い出して先週品川の倉庫に行ってきたのですよ。 そうしましたらこんなの出てきました。 こちらは20年か15年くらい前までは比較的手に入りやすかったカンチェンジュンガのショールトルマリンです。 この原石を仕入れたのも15年くらい前、ショールが途絶える最後の頃か、カトマンズへの到着が途絶えだした頃のものかと思います(すでに記憶が定かではありません)
こちらはですね、私倉庫でこれを見つけてもう一度確認して…ん? んん?なんだ、この付着している緑の結晶は??となったわけです。 明らかにショールとは違う質感、そして色。 で、なんだろうとホリさんところに持ち込んだわけですよ。 同定の結果は、なんと、なんと。 これ雲母ですよ。 いやわかりますよ。雲母自体はありふれた鉱物です。 かつペグマタイト鉱床でショールに付着していて何ら不思議のない鉱物です。 むしろ珍しいケースではない。 ですが、雲母のイメージは千枚はがしですよね。 薄っぺらい結晶が重なり合っているもの。 ましてや水晶に内包物として取り込まれている状態ではなく自形結晶で透明感があるものを見たことがあります? 私は驚きましたよ。 ホリさん曰く、無いわけでないそうです。 ですがこれだけ透けているのは珍しいと思います。 面白いですよね。 ちなみに成分的に最も近いものはプロゴバイト(金雲母)でした。 これはこの部分の面白さだけで「買い」にしても良いかと思います。 今や希少なカンチェンジュンガ産ショールですしね。 ついでに白い付着鉱物は曹長石かな、と思ったらアパタイトでした。