品番 | EV200213 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 2.0cm x 2.0cm | 石の産地 | タプレジュン県クプタール/ティカチュリ地区産 |
石の高さ | 3.3cm | グレード表記 | 原石はグレード評価を付けません(市場の評価基準にも乏しく判断が難しい) |
重さ | 17.5グラム | 色相 | アクアマリンブルー |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | ヒマラヤ産アクアマリン解説 |
鉱物名 | ベリル(緑柱石) | ||
宝石名(通称) | アクアマリン | ||
店長の個人的お勧め度(グレードではありません) | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8) |
1.とにかく色が濃い、目が醒めるほどにブルーです。
2.この産地特有の謎の結晶形のような幻影も見られます。
3.グラム2000円です、良心的な価格で手に入れたので良心的な価格で出しております。
1.透明感はやや劣ります(だからこそ色が濃いのですが)
2.上部は凸凹していますがダメージではなく多頭です。
3.タプレジュン地区の産出は非常に流動的であり、採掘する村人グループも複数あります。価格や供給は今後もかなり不安定なことが見込まれます。
高額ながらも依然として人気が高いヒマラヤのアクアマリン。特にこの地区は関わる村人やブローカーも多く、多くの利権が絡んでいるため供給や価格も非常に不安定です。 一時期は「馬鹿じゃないの?」というくらいに値上がっておりましたが、こちらはグラム1400円で設定することができました(重い母岩が付いているというのもありますが) 私がどのようにして非常に難しいカンチェンジュンガ産をうまく手に入れているかは仕入れの都合上秘密です。
この地域のアクアマリンですが、採掘のエリアは広大。 かなりの面積に渡ってペグマタイトの脈が続いていると推測されます。 最も高いところでは高度7000mでの産出も聞いたことがあります。 最も有名なのは4000m前後に位置するイカブやサンサブ、ロダンタール(旧ショップで旧鉱山と呼んでいたエリア)ですが、このエリアは最近は採掘が活発でない?上に高額になりがちです。 最近はそれよりも低いクプタール周辺で採掘されているようです。 クプタールはコランダムが産出するエリアですね。
この濃さを見て下さい、もっともそれらしく色が反映されているのは動画ですので動画をご覧頂くのが良いでしょうか。 本当にカンチェンジュンガの良いものは濁りがないですよね。 色に淀みが無いと言いましょうか、純粋なるアクアマリンブルーなのですよね。 結晶形もとても美しく、実はポイントが多頭なのも見所です。 その部分をよく写真に撮っていますが、いくつも突出しているのがわかりますよね。 こういうのも結晶の面白さでしょう。 さらには、、、毎度記載している「内部に結晶形のような幻影」も見られます。透かして写真を撮りましたがわかりますでしょうか。 これ本当に不思議です。 この産地特有の特徴なのですよね。 現物は写真以上に顕著にこの幻影が見られますので手にした方はお楽しみに。 尚、この「幻影」部分ですがルーペがしっかりピントの合うところであたらずやはり良くわからずです。
そして今回のアクアマリンはこれで全部。 2つしか無いのです。 現地では他にもいくつかロットを見たのですよ(ツイッターやインスタにもあげていますね) ところが他のロットは馬鹿なお値段をふっかけてきたので相手にしませんでした。 私は良心的な村人とのみ商売をします。