ヒマラヤ産鉱物原石標本010 タプレジュン地区産コランダム（サファイア）　隠された秘宝、母岩に埋もれたジェミーサファイア

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推せるポイント

📌唯一無二
📌史上最高？に濃いジェミーブルー
📌ジェミー結晶のみならず母岩全体に結晶が散在

産地情報

こちらもアクアマリン同様の「カンチェンジュンガ産」タプレジュン地区の出身となります。このように美しい鉱物たちが産出するカンチェンジュンガは地場でも良いのだろうか？と思います。私自身はそういった類がわかるタイプではありませんが…。実際鉱物が産出する地域の近くにはヒンドゥ教の聖地パティバラがありますからね。熱心な教徒はインドからここまで巡礼に来ます。
尚、この産地は80年代には採掘が開始されており（恐らくその以前から地元の人間には存在が知られていたが、ヨーロッパの学者がサファイアと特定したことにより採掘が加速したと推測される）ヒマラヤ産には珍しく今も稼働している鉱山です。
通称「サファイアヒル」と呼ばれるこの一円では広域に渡って変成岩帯があり、採掘可能な地域は広いと思われます。友人である鉱夫の話によると少しずつ鉱山もシフトしているようで昔掘られていた地域は「クプタール」という場所、現行の鉱山は「ティカチュリ」と呼んでいました。尚、彼は読み書きができないのでスペルは不明です。
私の肌感覚では、昔の鉱山のものはパステルカラーが多く（例えばピンク色や薄紫も）現行の鉱山ほどブルーが濃いように思えます。
余談ですがヒマラヤというと荒涼とした岩と白い山を浮かべますね。実際は森深いジャングルのようなところが採掘地域です。ヒマラヤは熱帯に属しているので森林限界も高度に及びます。

店長の解説

恐らく私が見た結晶の中で最も濃く最もジェミーな結晶です。シャンバラストーンズと共に数々のヒマラヤサファイアを見てきた皆様であればこれをみて驚愕しているはず。私も驚愕しました。鉱夫達を除けばヒマラヤ関連業者で最もヒマラヤのコランダムを見てきている人間の一人だと自負しる私ですが、その私が今まで見た中で最も濃い＆ジェミーだと思うのです。それが母岩付きなのがまた堪らないと思いません？覚悟を決めてコレクションしちゃいましょう。　
※動画もご確認下さい、実際の色みがよくわかります。

注意事項

⚠️ジェミーやジュエルと書いておりますが、例えば実際にこの結晶を取り出してカット加工してもあの宝石「サファイア」にはなりません。現状ヒマラヤのこの産地においてカラット数百万円で取引されるような宝石サファイアは採れておりません。