品番 | EV200214 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 4.0cm x 2.2cm | 石の産地 | ダディン県ラパ地区ルニール鉱山産 |
石の高さ | 4.8cm | グレード表記 | 原石はグレード評価を付けません(市場の評価基準にも乏しく判断が難しい) |
重さ | 46.2グラム | 色相 | パープルを帯びた赤に群青色のゾーニング |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | ヒマラヤ産コランダム解説 |
鉱物名 | コランダム | ||
宝石名(通称) | ルビー、ルビーサファイア | ||
店長の個人的お勧め度(グレードではありません) | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆9) |
1.超希少、この大きさでこの結晶の量は久しぶりに見ました。
2.結晶が密集しており、鮮やかなパープルピンクの花が咲いております。
3.大理石・金色の雲母・コランダム結晶を全体像で見たときのアート性に注目。
1.現在はほぼ枯渇状態であり、市場に稀に出回るものはほとんどがオールドストックです。
2.採掘の困難さ(高度4500m近く)もありまして依然として高額ではあります。
3.細かな結晶や母岩中の雲母は剥離しやすいので御注意下さい。
こちらはヒマラヤ好きなら知る人ぞ知る、幻のガネーシュヒマール産ルビーサファイア。 大理石を母岩としており、一部の研究者やコレクターの間でも有名ですね。 パープルを帯びた赤にネイビーブルーのゾーニングが特徴であり、この2色性からルビーサファイアなどと呼ばれています。 80年代から90年代には活発に採掘が行われ、宝石質を産出するチュマール鉱山の原石標本はヨーロッパに流れてゆきました。 またファセットされて宝石となったものの当時はありました。 その後は鉱山一円がハゲ山になるほどに掘り尽くされ、現状で掘れる限りのものは掘り尽くされてしまった問いわっれております(まだ深いところには鉱脈があるとの噂もありますが掘り進められません) ルビーサファイアの記述も旧ショップ以上に詳細を含めて記述を進めておりますので解説ページオープンまで少々お待ち下さい。
このガネーシュヒマール産ルビーサファイアの原石ですが、どうしたわけか偶に市場に出回ります。 というか現地で探すとどこからともなく村人が「あ、まだ俺んちにあったよ」みたいな感じで持ってきます。 馬鹿みたいな値段を提示してくる村人やブローカーもいれば良心的な村人もいます。 私自身はもちろん値段に見合ったものしか仕入れませんが、これでもかなり良心的かと思います。 標本に面白さや唯一無二性を求めるならば大いに価値があるでしょう。
これも随分と良心的に手に入れたので良心的に値段を付けております。 この産地のものはとにかく希少、知る人ぞ知るコレクターものなのですが、ヒマラヤの鉱物の中では最も名が通っているかもしれません。80年代にヨーロッパで話題になったようですからね。 こちらの標本はこのコランダム結晶の密集具合に注目です。 ぎゅぎゅぎゅっと濃縮されており、その部分だけまるで光が差したかのようにピンクパープルが際立っています。 なんだか高山植物のように見えてきますよね。 母岩からの全体像も非常にバランスが良く、緑から茶、オレンジ、白にピンクパープルが重なるという多重性をお楽しみ頂けるかと思います。 なんというか、アートですよねぇ。