チベットアンティーク002　チベットトルコ石 こういうマーブルカラー最高だろ？青も帯びている

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推せるポイント

📌へんてこカラーが堪らん
📌小さいけれど使い込まれた特有の照り
📌青も帯びています

店長の解説

こちらは3年前の有楽町ミネコレで出していたターコイズ。在庫の中に発見したので放出です。ちびちびながらもやはり本物が欲しいですよね。珍しいもの好きさんならば大いにコレクションする価値あり。
個人的にはこういうへんてこカラーが好きです。青から緑、黒へのマーブル。照りも艶も良し、小さいのに大きな穴には使い込まれた歴史を感じますね。
余談ですが現地でも最も人気なのは「青」です。現地でもグリーンが人気なのかと聞かれることがありますが、最も価値があるのはブルーです。グリーンが好まれているように思われがちですが、単に青がないだけです。

チベタンターコイズについて

チベタンターコイズに関しては当時の記述をご覧いただくのが一番早いかと。
旧スパイキーパサルの解説をどうぞ
https://www.spikypasal.jp/hpgen/HPB/entries/10.html

この記述↑は2010年頃に書いたものです。
そこから時代も大きく変わりましたので少々補足を。
まずは2010年頃に戻りましょう。
皆様ご記憶あるでしょうか。当時は中国の経済が飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し日本へも中国人が「爆買い」で訪れていた頃です。現地カトマンズにも多くの中国人が渡航するようになり、仏教美術品やアンティーク、貴金属類に特需が起きていたのを今でも覚えています。ものの10年も経たぬうちにアンティーク物は買い漁られ、価格は以前の2倍3倍、4倍、10倍へと膨れ上がりました。スパイキーパサルで人気のあったラマ僧使用の数珠が手に入らなくなったのもこの頃です。我々の資金力では太刀打ちも出来ず、アンティークの商売は継続が困難となりました。例えば高額で仕入れたとしても、それを高額で買い取ってくれる人が居ませんから。
ほどなくして私がずっと懇意にしていた友人のアンティーク屋が商売を辞めました。ひとつの理由は価格の高騰でもあります。彼らの仕入れ網も荒らされ、価格が高騰し供給が不安定になったのもひとつの原因です。チベットアンティークには歴史や文化が詰まっています。そして何より浪漫がありました。それらが扱えなくなるのは非常に悔しく悲しいものでした。コロナ前、2017年18年頃にはすでに諦めていたように記憶しております。

その後2019年に世界をコロナ禍が覆います。毎年2回は現地通いしていた私も3年間の足止めとなりましたが2022年、久しぶりの渡航となりました。
その際に久々にアンティーク屋のおにいちゃんと連絡が取れたのですが「商売は辞めたがまだアンティーク物は自宅に持っているよ」というのです。早速彼の自宅を訪れたのですが、再会したターコイズや山珊瑚、アンバー等に胸躍ったのを昨日のことのように思い出します。アンティーク特有のあの匂い、あの重み、すべてが喜びでした。
今や市場には紛い物のオンパレード、観光地区であれば本物があったとしても日本で買うよりも高いです。彼のものならば商売がしたい、欲してくれる皆様がいるならば届けたい、と思うようになりました。2022年と2023年にシャンバラでも少し販売したので覚えている方もおられるでしょう。

ざっとその後の経歴を並べましたが、私自身も「珍しいもの」「面白いもの」「文化を感じるもの」を扱いたい、と原点回帰するようになりましたし、古くから知る友人たちと歩みを共にしたいと思うようになりました。
ということで今後もやれる限りアンティークを続けたいと思います。
が、問題が1つ。
アンティーク物は現地に行かないと手に入らないのですが、渡航する資金が無い！！！

注意事項

⚠️ルースケースは少し歪んでおりますが新品です（3年ほど放置していたので経年によりケースに若干の劣化あり）