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取扱い天然石解説

アンデシン

鉱物名
灰長石
宝石名
アンデシン、ラザシン(チベット産)
主要産地
中国チベット自治区、コンゴ共和国、モンゴル自治区、アンデス?

アンデシン宝石名の由来

名前の由来は諸説ありますが最初に発見されたアンデス山中の安山岩(Andesite)に因んで、という説が一般化しております。
しかし最初の発見は2000年アフリカのコンゴだというのが研究者の見解であり、アンデス=アンデシンの起源は疑わしいところです。
因みにアンデシンは旧鉱物分類では鉱物名でもありましたが、現行の分類法ではアンデシン「中性長石」という鉱物名は消滅。
正式な鉱物名はアノーサイト「灰長石」となります。
宝石名としてのアンデシンは現在も使われております。

アンデシン解説

比較的新しい宝石であるアンデシンが脚光を浴びるようになったのは、この石がチベット自治区でも採掘されるようになってからです。
2007年2008年のツーソンショー辺りからチベット産アンデシンが市場に出回るようになり、神秘的な赤と緑の宝石は人々を魅了しました。
長く知られていなかった鉱山ですがチベット自治区の首都ラサ近郊にあり、標高が5000メートルを越える過酷な環境にあります。
周辺地域はチベット仏教の聖地でもあり、重機が鉱山内に入ることは許されていない為、鉱夫達は原始的なつるはしやハンマーを使い手作業で採掘を行います。
鉱山の情報は往々にして不透明な部分も多いのですが、四川大地震で多くの鉱山が閉山になったとの話も聞きます(但し地震により新たな鉱区が出現したとの噂も)

さてこのアンデシンですがイエローベースの石に、魅惑的な赤色と緑色の棚引きが見られるのが一般的です。
イエローが強いもの、レッドが強いもの、グリーンが強いもの、様々ありますが帯状の棚引きは非常に特徴的であり、他に類を見ません。
この神秘的な赤や緑は銅Cuに由来しており、色の因性としてはオレゴンサンストーンと同じです。
また、赤の強いアンデシンほど強い光で透かすと緑が強く見える傾向にあり、その特徴から「カラーチェンジアンデシン」とも言われます。
全体的に光が当たっているとき(反射光)は赤っぽく見え、強い光を通すと(透過光)青緑が出現します。

それこそ市場に流通しはじめた当時は、さほど高額でもなく、ある程度安定してカボションもビーズも入手可能でした。
2019年現在も時々市場でも見かけますが赤と緑が非常に強いような高品質はなかなか見かけなくなりました。
何かしらの原因で減産したのか利権問題かはわかりませんが、良質なアンデシンは入手困難な状況が続くと思われます。

アンデシンの真贋?(天然と人工処理)

アンデシンも銅の拡散加熱処理により色を濃くすることが可能であることが研究で判明しております。
特にチベットでの産出以前に出回っていたモンゴル産のアンデシン・ラブラドライトは加熱処理や銅の内部拡散処理の疑いがあるものが多く、飛び抜けて綺麗な赤やオレンジ、緑のものは注意が必要です。
尚、他の石同様に人工的な処理によって引き出しうる発色の良さは自然界でも起こりうる事象であるため、その色の由来が天然か人工かは判別が難しいとのことです。
各研究機関が天然/処理の看破の為に研究を重ねていますが、確固たる判別方法は未だ見つかっておりません。
※銅の同位体検査が行える分析装置があれば天然と処理の判別ができるそうですが、この分析装置は世界でも限られた研究機関にしかないとのこと。

仕入れにおいての直感的なものはまず綺麗すぎないこと。
私も以前処理が疑われるアンデシンを見たことがありますが、とにかく赤(ややオレンジ帯びている?)が濃いことが上げられます。
また宝石としてファセットされているものが多いです。
感覚としましてチベット産アンデシンのカボションやビーズ類には処理を施されたものが少ないように思えます。

アンデシンのグレード評価基準

評価が高いものほど色が良い、ということになります。
最もグレードを高く付けるのは光の当たり方により赤から緑に美しく変化するカラーチェンジタイプでしょう。
特に赤色については不透明になってしまうものが多いのですが、赤色が適度に透明感があり、光が透けやすいものほど良いです。
(は透過光が通るのでカラーチェンジしやすいということです)
透過光で全体的にボワッと青緑色に見えるビーズ玉やカボションは本当に魅力的ですね。
また、赤と緑が綺麗に棚引いているようなものも非常に面白く評価が上がる傾向にあります。
イエロー単色のものほどグレードが落ちてゆきます。

アンデシン着用・取扱いの注意点

アンデシンは硬度6なので柔らかいというわけではありませんが、層状構造から若干脆いので注意が必要です。
しかし日常着けで神経質になるほどでは無く、落下等の大きな衝撃が無い限りは破損の心配も少ないでしょう。
水・熱・光は極度で無ければ特に問題ありませんが、酸性成分や油脂は都度拭き取った方が良いでしょう。

※アンデシンの記述には日独宝石研究所発行のGem Information第37/38合併号と第39/40合併号を参照いたしました。
非常に深い研究内容が記載されておりますので興味のある方はご一読ください。


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