品番 | HKTD003 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 約25mm x 20mm | 石の産地 | ジャジャコット地区ダハ(Daha)地域産 |
石の高さ | 約33mm | グレード表記 | ドラバイト原石はグレード評価を付けません(判断が難しい) |
重さ | 28.5グラム | 色相 | グリーン(暗め) |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | まだございません |
鉱物名 | ドラバイト(苔土電気石) | ||
宝石名(通称) | トルマリン、グリーンドラバイト |
1.典型の最強がこれです。
2.最大の評価点はもちろん「透ける」ことです。
3.内部クラックも少なくシュワシュワしていません。
1.写真では逆光になってしまうからなのか自然光で光を透かした状態が上手く撮れず、、、透過性がわかりにくくて申し訳ございません。
昔からドラバイトの一大産地として有名なジャジャコット(ジャジャコット地区内に複数の鉱山あり)よりの産出です。小規模で採掘条件の悪い他のヒマラヤの鉱山に比べ鉱山へのアクセスも良く、比較的安定した産出があるのがこの地区です。9割以上がいわゆる「ドラバイト」的なブラウンから黒にかけた色合いですが、稀に透過性のある蜂蜜色のハニータイプやオレンジを帯びたような色合いが産出、ごくごく稀に宝石質といって然るべき鮮やかなゴールデンイエローやグリーンも産出します。 数年に及んで採掘が途絶えた時期がありましたが今後の再開が見込まれております。 グレード☆は設けておりませんが当店独自の基準として大きさや形状以上に2つの条件を評価基準として重要視しております。1)鮮やか・希少色:9割以上がブラウンの中で稀に出るイエローやグリーンは特に評価しています。同じイエローやグリーンでも色がくすんでいないこと暗くないことは高品質の必須条件。2)透過性、内部クラックの無さ:ほとんどのドラバイトは内部に細やかなクラックが多く不透明です。内部にクラックが少ないこと、また「置き」(フラッシュライトで透かさない状態)でも内部の色がわかるほどに透過性の高いものは高評価となります。
【003番解説】
ザ・スタンダードなジャジャコット産ドラバイトの見本の見本の高品質です。皆様ご存知、こちらの産地の圧倒的多数はブラウン。まさにこの色です。べっ甲飴というよりも透かした黒飴色です。黒飴は黒ではなくブラウンですよね? しかしこちら、侮るなかれ。典型の中の高品質です。鉱物コレクションしているとわかると思いますが、その産地として浮かぶ「典型」こそ、意外と質の高いものは無いもので… 画像検索でどばっと出てくるネパール産ドラバイトのあれらとこれを同じにしないで下さい。
例えばこのジャジャコット産ドラバイト、知っている方なら誰しもがブラウンでカクカク両剣タイプを浮かべると思うのです。ところがその中で良い質を探すと意外とないのです。こちらのどこが高品質かって?ずばり一発回答。透明感・透過性・内部クラックの少なさです。ほとんどのものは(お隣004番然り)細やかな内部クラックでシュワシュワしてるのです。こちらはシュワシュワしてませんよね。こちらは恐らくカットしてもハニーカラーの綺麗なカボションやビーズが削れます。カット品質と言っても大げさではないでしょう。敢えて原石でコレクションして下さい。