１．希少色のグリーンです。
２．色調は地味ですが置きでもわかるほどに透過性があります。
３．ズバリ安い、蒐集すべき。

１．トップ付近がガビガビしています。
２．マイナス点ではありませんが雲母が付着しております。

昔からドラバイトの一大産地として有名なジャジャコット（ジャジャコット地区内に複数の鉱山あり）よりの産出です。小規模で採掘条件の悪い他のヒマラヤの鉱山に比べ鉱山へのアクセスも良く、比較的安定した産出があるのがこの地区です。9割以上がいわゆる「ドラバイト」的なブラウンから黒にかけた色合いですが、稀に透過性のある蜂蜜色のハニータイプやオレンジを帯びたような色合いが産出、ごくごく稀に宝石質といって然るべき鮮やかなゴールデンイエローやグリーンも産出します。　数年に及んで採掘が途絶えた時期がありましたが今後の再開が見込まれております。　グレード☆は設けておりませんが当店独自の基準として大きさや形状以上に2つの条件を評価基準として重要視しております。１）鮮やか・希少色：9割以上がブラウンの中で稀に出るイエローやグリーンは特に評価しています。同じイエローやグリーンでも色がくすんでいないこと暗くないことは高品質の必須条件。２）透過性、内部クラックの無さ：ほとんどのドラバイトは内部に細やかなクラックが多く不透明です。内部にクラックが少ないこと、また「置き」（フラッシュライトで透かさない状態）でも内部の色がわかるほどに透過性の高いものは高評価となります。
【002番解説】
出ました珍しいグリーン。これもドラバイト、信じられませんよね。ドラバイトってブラウンだけじゃないのです。これがタンザニアで出るような超鮮やかならば高額なのに…残念ながら色調としては地味(暗い)です。とはいえ内部は透明感・透過性があるのでフラッシュライトを当てなくても自然光で色がわかるほど。いや、ならば暗いと言わずに渋いと言いましょう。渋いはカッコいい。いずれにせよ希少カラーです。このお値段ならかなりお安いかと。標本蒐集として手に入れる価値は充分では。