品番 | EV20211005 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 60mm x 40mm | 石の産地 | タプレジュン地区クプタール/ティカチュリ鉱山(サファイアヒルと呼ばれる)産 |
石の高さ | 35mm | グレード表記 | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆9)※独自の経験と判断でグレーディングしています |
重さ | 69.0グラム | 色相 | 濃いブルー |
石の重さ | 同上 | この石の解説ページ | ヒマラヤ産コランダム解説 |
鉱物名 | コランダム | ||
宝石名(通称) | サファイア |
1.非常に鮮やかなのに深いブルーです。
2.ポイント面の幾何学模様がたまりません。
3.ポコッとクレーターから覗いている姿もそそります。
1.雲母は剥離しやすいのでご注意下さい。
2.今回より独自基準でグレーディングをしますがあくまでもご参照程度に。私が今まで見てきたものの中で珍しいものや綺麗なものを相対的に比較した上で判断しております。※私ほど年数が長くそして多くのヒマラヤ鉱物を見てきている人物は中々いないはずですので、私の判断やグレーディングはあながち出鱈目ではないと自負しております。
クレーターからポコッと顔を覗かせている様がとても良いですよね。この地区のサファイアの中でも只今採掘している地域のサファイアは質が高いです。ほとんどのものは厚い(といっても脆い)黒雲母に覆われており、雲母を剥がすと石英と長石の中にコランダムの結晶が埋もれています。メルマガにも記載しましたが、これはそこまで「剥いた」状態です。剥かなければ黒い固まりに過ぎません。栗に例えるとわかりやすいかもしれませんが、いがぐりの「いが」を開けている状態です。 ちなみに掘っている村人はこのサファイア達を「彼ら自分の家に住んでいるんだよ(ネパール語)」と例えておりました。なるほど。
それにしても素晴らしいです。 結晶が大きい、そして極彩色です。非常に鮮やかなのに深みも感じる素晴らしい色です。ポイント面の幾何学模様も萌えちゃいますよね。ちなみに裏面にもコランダム結晶の露出があります。