品番 | EV20210707 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 3.7cm x 1.5cm | 石の産地 | マダガスカル共和国Fianarantsoa州産(アンボロンポジー産と呼ばれる) |
石の高さ | 8.5cm | グレード(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8) |
重さ | 59.0グラム | この石の解説ページ | まだ解説がありません |
色調 | すりガラス状ミルキーに紺青の内包物 | 外観的特徴 | ツイン、裏面には小結晶が多く付着 |
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | フローライトインクォーツ、蛍石入り水晶等 | ||
内包物(インクルージョン) | フローライト(蛍石) |
1.この寄り添うツインを見よ、ダメージもなくこの大きさ。
2.なんと結晶と結晶が重なり合っている部分に虹が浮かびます。
3.もはやこのお値段でも安いのでは?と思います、どちらにしても手に入らないですから。
1.他の結晶(鉱物)が離れた痕がありますがダメージではありません。
2.ポイントに剥離(ダメージ)があります。
3.酸化鉄分が少し残っています。
幻のインクルージョン水晶、フローライトインクォーツがまさかの入荷。ワンポケットのみであった産出は10年以上前に途絶えておりますので、この2021年現在これだけの原石を持っていることが奇跡です。もしかしたら世界中で最もたくさんの蛍石入り水晶未研磨原石を保持しているのがシャンバラストーンズかも!? 今回入荷のロットを相対的に比較して以下基準を考慮してグレーディング(値付け)しておりますのでご参考までに。
1)フローライトの明瞭さ
内包物であるフローライトが大きくて結晶形が明確なほど評価が高くなります。
2)フローライト内包物の量
フローライト結晶が多く内包されているほど評価があがります。
3)水晶の表面が平坦で内部が見えやすいもの
一貫してフローライトインクォーツの表面はすりガラス状のミルキー(半透明)です。しかし同じミルキーでもより見えやすいものは評価を上げております。また、付着鉱物等により表面がザラザラ凸凹しているものがあり、そういったものは表面の白濁により内部が見えにくくなります。従いまして表面がツルッと平坦なものほど価値を付けております。
4)ダメージの有無
もともと先端が飛んでいたり、剥離面があったりダメージが多いのがこの産地の特徴です(だからこそカットに回されることが多いのですが) 標本としてはダメージが越したことはなく、錐面や柱面にダメージがない、もしくは少ないものほど評価は高くなります。※他の結晶が剥がれた後(人為的に剥がされたものではなく自然と離れたもの)はダメージとしておりません。
大まかに上記4つを基準に景観の良さ(例えばフローライトが美しく散在しているが為に銀河のように見えるなど)や形状のユニークさなども加味して相対的に評価しております。また、大きさにより同じグレード評価でもグラム単価を変えることがございます。あくまでもロットの中の比較で独自基準としてグレーディングしておりますのでご了承下さい。
この大きさ、、、59グラムあるのですよ。グラム数で言われてもピンと来ないと思いますが大きいです。フローライトインクォーツを検索していると辛うじて小さな原石の販売を見つけることもあると思いますが10グラムにも満たないもの、あったとしても20グラム程度かと思います。しつこいようですが大きなものほど手に入りませんから。場合によってはこの倍のお値段付いてもおかしくないかもしれません。こちらは見事なツイン、寄り添うような姿にキュンとしますね。これからもふたり寄り添って生きてゆきそうな気がします。ご覧の通りインディゴブルーの明確なフローライトがしっかり内包されております。全体的、というよりもゾーンに分かれて密集地帯がある感じですが、よく見るとかなりの量のフローライトを見つけることができるでしょう。面と面が合わさっている部分にはボワッと大きな虹が浮かびます。写真もそれなりに虹を捉えたといえますが現物はもっと見ます。虹の上に浮かぶブルーのフローライトは破壊力抜群ですね。裏面の小結晶の付着も見応えがあります。「なるほど、こうなっているから結晶が離れた面が多いのだな」と想像することができます。尚、こちらも裏面は蓚酸クリーニングで驚くほど綺麗になりました。ツイッターにBEFOREを掲載しておきますが、こんなに除去できるの?というくらい除去できております。どうしたわけかフローライトインクォーツはレッドファントムやアメスモに比べて酸化鉄分が取れやすいです(ありがたい) この大きさでダメージ無し、コレクタークラスです。覚悟を決めて行きましょう。