品番 | EV20210703 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 1.6cm x 1.4cm | 石の産地 | マダガスカル共和国Fianarantsoa州産(アンボロンポジー産と呼ばれる) |
石の高さ | 8.2cm | グレード(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(☆10) |
重さ | 22.0グラム | この石の解説ページ | まだ解説がありません |
色調 | すりガラス状ミルキーに紺青の内包物 | 外観的特徴 | 単結晶 |
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | フローライトインクォーツ、蛍石入り水晶等 | ||
内包物(インクルージョン) | フローライト(蛍石) |
1.非の打ち所がないパーフェクト蛍石入り水晶。
2.表面には白濁も凸凹もありません。
3.大きくて完璧、明瞭なフローライトが観察できます。
1.他の結晶(鉱物)が付着していた部分は凹みになっております(ダメージではありません)
幻のインクルージョン水晶、フローライトインクォーツがまさかの入荷。ワンポケットのみであった産出は10年以上前に途絶えておりますので、この2021年現在これだけの原石を持っていることが奇跡です。もしかしたら世界中で最もたくさんの蛍石入り水晶未研磨原石を保持しているのがシャンバラストーンズかも!? 今回入荷のロットを相対的に比較して以下基準を考慮してグレーディング(値付け)しておりますのでご参考までに。
1)フローライトの明瞭さ
内包物であるフローライトが大きくて結晶形が明確なほど評価が高くなります。
2)フローライト内包物の量
フローライト結晶が多く内包されているほど評価があがります。
3)水晶の表面が平坦で内部が見えやすいもの
一貫してフローライトインクォーツの表面はすりガラス状のミルキー(半透明)です。しかし同じミルキーでもより見えやすいものは評価を上げております。また、付着鉱物等により表面がザラザラ凸凹しているものがあり、そういったものは表面の白濁により内部が見えにくくなります。従いまして表面がツルッと平坦なものほど価値を付けております。
4)ダメージの有無
もともと先端が飛んでいたり、剥離面があったりダメージが多いのがこの産地の特徴です(だからこそカットに回されることが多いのですが) 標本としてはダメージが越したことはなく、錐面や柱面にダメージがない、もしくは少ないものほど評価は高くなります。※他の結晶が剥がれた後(人為的に剥がされたものではなく自然と離れたもの)はダメージとしておりません。
大まかに上記4つを基準に景観の良さ(例えばフローライトが美しく散在しているが為に銀河のように見えるなど)や形状のユニークさなども加味して相対的に評価しております。また、大きさにより同じグレード評価でもグラム単価を変えることがございます。あくまでもロットの中の比較で独自基準としてグレーディングしておりますのでご了承下さい。
上記の4つの項目がグレード(価格)を判定するときの大まかな基準となっているわけですが、4つの解説を確認しながらこちらの水晶をご覧下さい。「どういうものに対して高判定を出しているか」というのが良くわかると思います。特に3の「水晶の表面が平坦で内部が見やすいこと」というのはこちらの水晶が最もわかりやすいと思います。そして一際目を惹く大きなフローライト。透明度の高い水晶にしっかりとした結晶体として浮かぶインディゴブルーの蛍石には胸が高鳴るというか…響きます。まるで蒼い月夜。なんならお値段もっと高くても良いのでは?と思います。こんな結晶、どこをどう探しても手に入らないでしょう。