品番 | EV20210623 | 人工的処理の有無 | なし |
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全体サイズ | 6.0cm x 4.0cm | 石の産地 | マダガスカル共和国産 |
石の高さ | 5.5cm | グレード(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8) |
重さ | 126グラム | この石の解説ページ | インクォーツの解説 |
色調 | ヘモグロビンレッド ※注1 | 外観的特徴 | クラスター(群生水晶) |
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | レッドファントムクォーツ、ファイヤークォーツ、レピドクロサイトインクォーツ、スーパーセブン等 | ||
内包物(インクルージョン) | レピドクロサイト(鱗鉄鉱)のファントム状/山なり内包物 |
1.母岩を含んだ景観が素晴らしいと思います。
2.錐面周辺に見本のように並ぶファントムも素晴らしい。
3.母岩の重さを考慮してグラム単価を下げておりますのでお得です。
1.裏面がややガビガビしております。
2.少し前傾しているために最も良い部分を見せるにはミネラルラック等で角度を調整しましょう。
汝が求めるは青い幻か、赤い炎か。 今回はちょうど良くマダガスカル産のレッドファントムクォーツ(レピドクロサイト入り水晶)とブラジル産デュモルチェライト入り水晶がほぼ同時期に入荷したので青vs赤の対決構造で皆様にご紹介致します。インクルージョン水晶に強いシャンバラストーンズならではの質の高さにご注目です。※尚、レッドファントムクォーツはレピドクロサイトの初期・中期インクルージョンが山なり(ファントム状)に生成したものです。市場でよく見かける「赤富士」と呼ばれる酸化鉄成分浸透のレッドファントム(同名なのですが)とは別のもになります。
景観ごと楽しむ、全体像としての芸術性を愛でる。それが原石蒐集の醍醐味でもあると思うのです。それは例えば鉢ごと景観として評価する盆栽のような、そういう世界観です。 こちらは母岩から水晶が尽きだしている感じも素晴らしいですし、計算されたかのように様々な角度で放射する結晶も芸術性が高いです。 見本のように錐面周辺で見られる赤い山も趣を感じてなりません。 全体像としての鉱物を愉しむ、そんな目を養ってくれそうな標本です。 裏面は若干酸化鉄分の付着(除去してあるのですが)でガビガビしているのが残念ではありますが、裏面から見ると錐面に謎の緑入りの内包物が見られるのですよね。これは何でしょうか。レピドクロサイトやゲーサイトは緑にならないと思うのですがね…完全中に入り込んでおりますから同定も不可能です。そう、謎があるというのも鉱物の魅力の一つなのです。 こちらは母岩が重いというのもあり、グラム単価を落としておりますので水晶部分はグラム単価以上の質があるかと思います。