品番 | 20210327 | ||
---|---|---|---|
鉱物名 | クォーツ | ||
宝石名(通称) | ヒマラヤ水晶、雲母入り水晶、角閃石入り水晶 | ||
産地 | ダディン地区ラパ地域産 | ||
サイズと当店グレード表記 | 25mm x 19mm、6.7グラム、☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(☆9.5) |
1.特別な原石を削ったもの、ずっと眠らせていました。
2.綿のように繊細でグラスファイバーのように輝く。
3.厚みがあるので存在感も絶大。
1.内部に薄いクラックがある部分がございます(そこが反射して虹が見えるのでそれも良し)
いつ現地に赴けるやらわからないのでカトマンズのシルバー工房に置いてあるルース類をすべて取り寄せてしまいました。10年以上前に削ったものから最近削ったものまでペンダントサイズからリングサイズまでございます。 これらの多くはペンダント加工されなかったもの達、即ちトップクオリティでは無いセカンドクオリティ達です(当店のグレード☆で6から7程度のものになります) なのでお値段もお安く設定しております。 ※尚、ヒマラヤ水晶のカボションはセカンドでは無くトップクオリティが多々ございますので追加をお楽しみに。
今回のヒマラヤ産ルース祭りでは面白いペア販売や物語性を感じさせるセット品も用意しております。この機会に希少で面白い、純正ヒマラヤ?なルース達を手に入れて下さい。
これはもう特別なヤツなのですよ。説明するのと長くなるので割愛しますが、スクロールダウンすると原石(全研磨ですが)の写真がありますね。これを旧ショップの秘蔵館に掲載したのが2014年です。原石自体を手に入れたのは恐らく2012年頃です。カット工房ですでに研磨されていたものを救済したのですがその内部世界が本当に凄かった。それこそ「綿(わた)」のように繊細で無色(というか白?)の内包物が束のように入っていたのですよね。そしてその周辺には散在するように自形を保った黒雲母(つまり生成してから取り込まれた中期インクル状態)
話を戻して綿のような内包物ですが、こちらもかなりの確率で角閃石族の何かと思われます。今回の祭りでも多く出品しているとおり角閃石の内包物はヒマラヤ産(ガネーシュヒマール産)にしては珍しいものではありません。 が、こんな繊細で綿のようで束になっており、光を反射するとファイバーグラスのようなものはこれが最初にして最後でした。 原石状態(全研磨ですが)でも販売していたのですがスパイキーパサルがやがて閉店しても売れることは無く…なんとなく興味本位でカボションに削ったのが2018年だったと思います。 それがコレ。 本当に良い部分はほんの少ししか削れませんでした。 ということで歩留まり悪し(削った際の損失率から計算してグラム単価が高くなるわけです) これは本当にサムシングスペシャル(何か特別)なものです。ヒマラヤ産水晶の内包物も一通り集めてしまったしなぁ、という方、わかりますよ。そんな自分はコンプしたと思い込んでいるところに目を醒まさせてくれる、そして「やっぱりまだ見ぬものがたくさんある」と夢を見させてくれるのが「ヒマラヤ産」なのです。なんのことだかわからなくなってしまいましたが兎に角おもしれぇんだこれは。 割愛するつもりが長くなってしまいました。