品番 | EV20200113 | 人工的処理の有無 | なし |
---|---|---|---|
全体サイズ | 2.5cm x 3.0cm | 石の産地 | ジンバブエ共和国・南東部産 |
石の高さ | 4.4cm | グレード(独自基準) | ☆☆☆☆☆☆☆(☆7) |
重さ | 30.0グラム | ブルーフレーム | なし |
ピンクフラッシュ | なし | 水の内包(バブル) | なし |
ゾーニング | アメジスト、スモーキー | 外観的特徴 | セプター |
内包物 | 目立たないが針状と点状の赤いヘマタイトあり | この石の解説ページ | ジンバブエ産アメジストスモーキー原石解説 |
鉱物名 | クォーツ(var.アメジスト) | ||
宝石名(通称) | アメジストスモーキー、アメジストファントム、スーパーセブン、エレスチアル、水入り水晶 |
1.とにかく色が濃いです、透かすと黒と紫が混ざり合って禍々しいほど。
2.照りの強い面と曇り面が両極端なのも面白いかも。
3.私は見つけられませんでしたが、内部に水脈が激しいので動くバブルもある気がします。
1.面にすりガラス状の曇りあり。
上記表における評価の見方やグレード基準、値段設定などは解説ページ「ジンバブエ産アメジストスモーキー原石」に記載しております。ご購入前にご一読下さいますようよろしくお願い致します。
実を言いますと本当はブランドバーグを探していたのですよね、そしたらとある繋がりからこちらの新産アメジストスモーキーを紹介されたのです。 まあ衝撃的でしたね、これから市場を賑わすこと間違い名でしょう。しかしまだ情報が薄い部分と記載できない部分があり、産地等の情報はまだ未公開としておきます。
とにかく色が濃い。 スモーキーが強いのかアメジストが強いのか、いや、両方強いです。 そして両者が明確なゾーニングと言うよりも混ざり合っているようにも見えますね。 なんだか黒と紫って禍々しいですよね。 最近この「禍々しい」という表現が気に入っております。 写真でもわかるかと思いますが、錐面2面にすりガラス状の曇りがあるのですよね(なのでグレード評価が☆7なのですが) 実はこれもこの産地の水晶の特徴のひとつでして、天然の状態で「曇り(すりガラスのようなくぐもり)」がみられるものが結構な数ございます。 それらは当然シュウ酸では取り除けません。この手の曇りはバフがけでも除去できないのです。 そういった曇りがなければ内部がクリアにみえるのになぁ、と思いませんか。 どうするかというと削るしかないのですよ。 そういう面のみ薄く研磨するしかありません。 どちらを好むかは個人の趣味でしょうね。 曇りも味、曇りも良し、ならば100%天然を選べば良いですし、「それならば一部の研磨も良し、内部がクリアに見える方が良い」ならば研磨も良いのでは。 大切なのはそれを表記し、購入者が選択できることではないでしょうか。
余談ですがもうひとつ曇りを「消す」方法がございます。 水に浸けた状態だと水晶は曇らないのです。 なので表面が湿っている状態にすればよいのですが、売るとき(または撮影時)に水に浸けておくのです。ただしすぐに乾いて曇りますがね。販売時に油を塗ってしまうという極端なケースもあります(これもそのうち取れますがね) さらにはシリコンコーティング、ガラスコーティングもあります。 当たり前のように綺麗な水晶が出回っておりますが、水晶に限らす鉱物(標本として売られているものも含め)実はそういうのが結構あるのです。 …というよりも自然の状態で100%綺麗な水晶は本当に少ない、ということを知って頂きたいです。