品番 | EV20200815 | 人工的処理の有無 | 無し |
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全体サイズ | 3.0センチ | 石の産地 | サキャ姓仏師によるハンドメイド |
石の縦の長さ | (バチカン部分を除く長さ)2.7センチ | グレード表記 | 掘り出し物ジャック品はグレード評価を付けません |
重さ | 6.3グラム | シルバーのデザイン | 叩き出しとカービングによる彫刻 |
石の重さ | なし | この石の解説ページ | なし |
鉱物名 | なし | ||
宝石名(通称) | なし | ||
内包物 | なし |
1.仏師が手彫りしている仏像アクセサリ、この職人技は今見てもつくづく素晴らしいです。
2.なんと開閉可(現地ではこれに自分の石や米、結紐などを入れます)
3.このお値段ならば大いに価値あり、御守りにでもして下さい。
1.少し開閉しにくいです。
仏師シルバーアクセサリも旧ショップでは力を入れていたもののひとつなのですがね。 こういうものは現地でもほとんど作られなくなってしまいました。 特に技術のあるものほど無くなってゆきました。 仏像と同じなのですが、小さいものほど姿を消しております。 近年では現地も急激な物価上昇が起こっており、人々の金銭感覚も随分と変わりました(ところが国や人が豊かになったということではありません) 昔は小さなものを作って販売しても充分だったのですが、今や小さいものをひとつふたつ売った程度では生活にならないのですよ。 例えば大きな仏像と小さな仏像を作るのには労力はほとんど変わらないのに、販売するときは大きなもののほうが高値で売れますよね。 皆、小さなものを売っているようなゆとりは無くなってしまいました。 今や模造品だらけですし、小さなものはわざわざ手作りしなくてもコピーできてしまいます。 手間を掛ける意味も無くなってしまいました。 そうやって市場が随分と変貌していったのです。
まあその裏話はさておき、こちらの仏像ペンダントシリーズも仕入れたのは7年以上前、もしかすると10年クラスかもしれません。 見て下さい、これが手彫りですよ。 仏像を彫刻するのとほとんど技法は一緒ですが、こちらは何といいましょうか、立体を作るために「叩く」ような作業がありますので「叩き出し」などと呼んでおりました。 その後カービング(彫刻)を施します。
こちらの仏様は非常に珍しい。 現地ではメジャーな存在ですが、日本ではあまり馴染みがありません。 このお方も阿弥陀様といったら阿弥陀様なのですが、阿弥陀様は通常「如来」の顕在形で描かれます。 こちらの阿弥陀様は菩薩の姿をしていますね。 現地ではアッパラミータと呼ばれます。 アミタバ(アミタユス)とはまた違う存在のようなのですが、私の調べた限りではつまり阿弥陀様が如来になる前の姿ではないかと思っております。 ちなみに手に持っている壺の中にはアムリタが入っており、、、そうです、あの不老不死の甘露です。 これを身に着けて皆様も不老不死を目指しましょう。
このペンダントは実はロケットなのですね。 つまり開閉して内部に何か入れることが出来るのです。 現地の人間もこのようなロケットに願を掛けることがあり、その場合は自分の石(現地委の人間は占星術で自分のラッキーストーン的なものを持っています)や、お米、結紐などを入れます。 皆様もご自身で持っている石のさざれなど入れてみても良いかもしれませんね。
とにかく繊細で精巧な細工、本当に格好良いです。 身に着けなくても良いです。 こういう格好良くて文化や心意気までをも伝えてくれるようなものを持って頂きたいです。 そしてそういうものを支援して頂きたい。 旧価格は7000-8000円程度だったかな、と思います(7年-10年も前の話ですが)